ホリエモンがついに逮捕された。
ちょっと前までは誰もが「IT の寵児」と持てはやし、群がっていたのに手のひらかえしたようにコメントしている輩たち〜。
評価の是非はいろいろあるけれど旧態依然の考えを持っている経営者に一石を投じたのは事実です。法を犯した行為は許されるべきではないがホリエモンのような柔らかい考え方を全否定するのは酷というものだ思います。ちょっと幼稚性の面もありますが学ぶべきことはありました。
ライブドアの前身であるオンザエッジが東証マザーズの上場した時の記者会見する彼は長髪でパソコンに長けたオタク顔、目も活気さがありませんでした。 2004年2月ライブドアに名称変更し、6月には近鉄買収で一躍ホリエモンの名を日本中に広めました。その頃の彼の顔は生き生き見違えるように変わっていました。そのころが会社は6億円の赤字だったのに 還流した20億円を補填して14億円の黒字ということにした訳です。スタート時点から粉飾決算という法を犯していたのでここがすでに誤算だったように思います。
新聞にものったようですがすでにこれを見抜いていた公認会計士が自分のHPで公表していました。今にして思えば正しかったということです。
ホリエモンのブログ社長日記は「身に覚えがない」と1月22日付で終わっていますがコメントが6400件もあります。うち1200件は逮捕された後の24日のものですが殆どが激励のコメントです。 まだまだ若い人たちの支持は根強いものがあります。昨年末、794円だった株価も24日現在176円、売り注文が2億3万株あり増え続けています。上場廃止の可能性も強く、ライブドアに夢をかけた22万人の投資家には大変な損失を与える事は否めません。機関投資家がいないというのも特徴でプロの投資家は会社の実体や財務をよく把握しているとも言えます。
今回の家宅捜索は隠密裏に進められましたが、証拠はサーバ(端末PCからの情報を蓄積したり提供する基幹PC)やPCの中にあり消されたら証拠は残りません。ITに長けた集団なのに日頃のメールのやりとりの中において作為的な重要案件をわざわざ証拠を残すかなとも思ったりしましたが・・・。
余談ですが、データを消すと「ゴミ箱」に行くのは大抵ご存知だと思います。「ごみ箱」にある間はすぐ復元できます。しかし「ゴミ箱」の中を空にすると完全になくなると思っている人多いのではないかと思いますがこの時点でも復元できます。 ハードデスクをフォーマット(初期状態)にしてもすべてゼロになりません。パソコンを廃棄する時はくれぐれも気をつけてください。ハードデスクを物理的に壊すのが一番ですが抹消させる市販ソフトもあります。実際にゼロにすることは出来ないので読み出しても判らないようにデタラメなデータを書き込むしくみになっています。
また長い日記になりました<(_ _)>