17日に封切された「男たちの大和/YAMATO」を観にいってきました。土日は多いので平日である今日に決定。平日でしたが劇場内は後部座席を中心に半分は埋まっていました。若いカップルも意外に多かったです。
原作者が6年の歳月をかけ大和の生存者や遺族を取材、重い口から語られた内容を元に、兵士目線でみた乗組員の壮絶なドキュメントを人間ドラマとして映画化したものです。原作は角川春樹の姉である辺見じゅんです。
大和と共に散った男たちへの鎮魂として、そしてその男たちを愛する女性たちのドラマでもあります。水上特攻作戦の命を受け大和乗組員が愛する人との最後の別れにはドラマがあり、泣くまいと思いつつも涙が自然に頬を伝わってゆきました。^^;
ほんと涙腺が弱くなりました(笑)
中村獅童(内田守役)、松山ケンイチ(神尾克己役)の演技は光っていました。神尾の同級生野崎妙子役を演じた蒼井 優もなんとも可愛いかったです。
観る人によって評価はいろいろあるかもしれませんが私は良かったです。
特に戦争を知らない若い世代の人たちにはぜひ観てもらいたいですね。 10代半ばの若者が「命を捨てる覚悟はできている」とか銃座に座って敵の機銃掃射を受けながら果敢に戦う様はどういう気持ちで戦っていたのだろうかと思ってしまいます。
当時は生きることも死ぬことも覚悟がいる時代でした。衝撃的なはげしい戦闘シーンもかなりリアルです。戦後60年、戦争の悲惨さを風化させない為にも又命の尊さを今一度この映画をみて再認識してもらいたいものです。