人工知能(AI)を活用したPONANZA(ポナンザ)はプロ棋士の脅威~

最年少プロ棋士の藤井聡太四段の連勝は29連勝で止まったものの、現在の通算成績は31勝1敗です。 この藤井フィーバーで将棋ブーム到来の兆しがでてまいりました。
彼は、詰め将棋のトレーニングにおいて、将棋ソフトも活用して腕を上げたと言われています。

ところで、AI(人口知能)と言われる将棋プログラムPONANZA(ポナンザ)」は最強の将棋ソフトで知られています。 これまで対局したプロ棋士を平手でことごとく負かしています。
直近では、今年5月行われた第二期電脳戦で佐藤天彦名人との対局し、ポナンザは2戦とも連勝しています。羽生名人も下したこともあるソフトなのです。

開発者は山本一成(東大卒)さんと下山晃さん。
5月に放送されたTV番組「情熱大陸」でポナンザ開発のことを含めて山本さんのことを紹介していました。頭の構造はどうなっているのかと思われるほど秀才ですねぇ。

一日15時間はパソコンに向うそうです。

初期局面(初手)であれば、30通りの局面あり、さらにその先に30通りと・・・先に進むに従って30×30×30×・・・と累乗的に増え、膨大な局面数になります。これらを効率的に読んでゆき、読んだ先の局面の良否判断を数字(評価関数)に置き換えて都度評価してゆきます。
読んだ局面を評価してゆくことの繰り返しだと山本さんは語っています。

プロ棋士の頭の中と同じことをやっていますが、ポナンザは一秒間に500万もの局面を読む能力があります。

一手ごとに膨大にあるデータから評価値の高い次の一手を探し出します。ポナンザ自ら試行錯誤してゆくことで学習しながら進化してゆくので、まさにAIといわれるゆえんです。
北海道の某場所にあるスーパーコンピューターを使わせて貰い、ポナンザの改良版と戦わせ自主トレーニングもしているそうです。

プロ棋士は対局で10手~15手先を読みますが、時に枝分かれしてゆくので100手先は読むと言われています。 羽生名人は1000手先まで読むと、脳科学者茂木健一郎さんとの対談の中で自ら言っています。

AI(ポナンザ)が指し手は、定石では考えられないところに打ってきますので面食らうようです。 藤井4段が指す局面も、将棋ソフトを活用していることからとんでもないところに指してくるので解説者も困っていることがままあるようです。

しかし、同じく5月初めに行われた第27回世界コンピュータ将棋選手権で、この「ポナンザ」を「エルモ(elmo)」が破り、初優勝しました。

エルモは、強い将棋ソフトの長所ばかりを集めて作り上げたプログラムだそうです。
今後、プロ棋士が「ポナンザ」を負かすにはきびしいものがありますが、今回負けたことで人間にもまだ勝つ可能性はゼロではないかもしれません。

しかも、エルモを無料公開しています。 いいのかなぁ・・・と思ってしまう。

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