【007】初代ボンド役のショーン・コネリーさん逝く

 

人気スパイ映画 007(ダブルーオーセブン)シリーズ~初代ジェームズ・ボンド役の英国俳優 ショーン・コネリーさんが死去した90歳でした。映画ではケビン・コスナーと共演した「アンタッチャブル」でオスカー(アカデミー助演男優賞)を受賞し、エリザベス女王からナイトの称号も授かりました。

昭和の洋画ファンにとっては寂しい限りです。美女との遭遇時や折に触れ「The name is Bond, James Bond」と自己紹介するシーンが必ずあります。最初にセカンドネームを言い、次にフルネームを言う念押しのスタイルになっていますが、このセリフの言い回しがもっともセクシーなのは、歴代ボンド役を通してショーン・コネリーの右に出る者はいません。

若い頃は、海軍勤務、トラック運手、肉体労働者など職業を転々としていましたが、重量挙げのコンテスト入賞がきっかけで芸能界に入りました。その後も芸能生活で長い下積みを経て才能を見出され、007シリーズ第1作「ドクター・ノオ」の初代ボンド役で栄光への道を手に入れました。

 

007シリーズで、ボンド役として確固たるポジションを得ましたが、ボンドのイメージが強すぎて、しばらくは本人が意とするオファーがありませんでした。しかし、その後 様々なジャンルの映画にも恵まれるようになり、年を重ねるごとにいぶし銀のような魅力を発揮し、俳優としての名声を博しました。

007シリーズ以外では、ヒチコック作品「マーニー」(1964年)、「アンタッチャブル」(1987年)、ハリソン・フォードと共演した「インディージョーンズ/最後の聖戦」(1989年)、本も読みましたが、トム・クランシー原作の映画化「レッドオクトーバーを追え」(1990年)など、ほかにも多数出演し新境地を開きました。

 

冒頭の写真は、「007は二度死ぬ」の日本ロケで、ボンドガールとして共演した浜美枝さん、若林映子さんとの記者会見のときのものです(1966年7月)。ほかに丹波哲郎さんも出演しました。
当時ショーン・コネリーは36歳、身長188cmあり逞しいですね。浜美枝さんもこのとき23歳、若いですね。

ショーン・コネリー出演の「007」シリーズの7作品は以下の通り。

1962年「007は殺しの番号ドクター・ノオ」
1963年「007 ロシアより愛をこめて」
1964年「007 ゴールドフィンガー」
1965年「007 サンダーボール作戦」
1967年「007は二度死ぬ」
1971年「007ダイヤモンドは永遠に」

1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(番外編)
第4作目≪サンダーボール作戦≫のリメイク作品

 

ちなみに、初代ショーン・コネリー「ドクターノオ」から、6代目ダニエル・クレイグ「スペクター」の出演作品まで、「007」シリーズの25作品はすべて観ています。映画好きの私とっては当然であります(^^)/ 最近、仲間はいても 特に同世代で当時の映画を語れる人が見当たらず、ブログでのつぶやきが多くなりました。以下は歴代のボンド役俳優と作品数ですが、ダニエル・クレイグを除き皆さん高身長ですね。もっとも、日本若手俳優も高身長になり、今では決して引けを取らなくなりましたが・・・。

2代目 ジョージ・レーゼンビー(身長188cm)1作品
3代目 ロジャー・ムーア (身長185cm)  7作品
4代目 ティモシー・ダルトン(身長188cm)2作品
5代目 ピアース・ブロスナン(身長187cm)4作品
6代目 ダニエル・クレイグ(身長178cm)4作品
第5作品目「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は2021年公開

ショーン・コネリーの007シリーズ中で、もっとも印象に残るのは「ロシアより愛をこめて」ですね。マット・モンローの主題歌も映画も大ヒットしました。

以下の編集映像は、私がTubeにアップしているものです。

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