藤井聡太二冠の自作パソコンはライゼンスレッドリッパー3990X!!

 

将棋界で最年少記録を次々と塗り替えている藤井聡太二冠は、棋譜(対局の記録)の分析のためパソコンを自作することで知られています。すでに3台を自作しているというから驚きです。

最新の自作パソコンのCPUに、ライゼンスレッドリッパー3990X(Ryzen Threadripper3990X)を使っています。CPUはコンピューターの頭脳に当たるパーツですが、今年2月7日に発売された最新モデルで価格はなんと約50万円もします。家庭用パソコンのCPUが、2万~3万程度なので、まさに別格のCPUであります。

Ryzen Threadripper3990Xの主要スペック
CPUクロック:2.9GHz 最大ブーストクロック:4.3GHz
64コア(128スレッド)
TDP:280W 最大温度:95℃ L2キャッシュ:32MB L3キャッシュ:256MB

 

CPUの二大メーカーは、Core i シリーズの「インテル(Intel)」とRyzenシリーズの「AMD」に二分されます。ゲーム性能には圧倒的に強いインテル市場に、一石を投じたRyzenシリーズの登場で、遅れをとったAMDが徐々にシェアを伸ばしています。
Ryzenシリーズは、一般的にコスパが良くマルチスレッド性能が高いことでも知られており、シリーズ究極のRyzen Threadripper 3990Xは、棋譜の分析には向いていると思われます。

 

 

事実、今年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した将棋AI「水匠」の開発者である杉村達也さんの言葉を借りれば、このCPUは将棋の分析には最適だそうだ。

杉村氏曰く~CPUの性能で読みの速さが変わるので、家庭用パソコンのCPUが1秒間に約200万手読むのに対し、藤井二冠が使っているCPU(Ryzen3990X)では、30倍の6000万手読めます。短時間でより多くの局面を検討できるので、効率よく研究できます。

 

また、6月の棋聖戦第二局では、藤井二冠の妙手「3一銀」が、将棋ソフトが4億手読んだ段階では悪手なのに、6億手読むと最善手になることが話題となった。普通のCPUなら10分以上かかるが、藤井二冠と同じものなら10秒で導き出せるとのこと。

しかし、どんな分析結果でても、それを咀嚼して自分の力に活かせることは別問題。
ほかの棋士が、同じパソコンを購入しても藤井二冠と同じように能力が発揮できるとは限らないということです。彼に勝たないとトーナメントに生き残ることは出来ないと、先輩棋士の面々に言わしめたこれからの藤井聡太二冠の活躍を期待したいところです。

【出典元:週刊ポスト】

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