前立腺がん治療日記01 77歳にして前立腺がんになっちゃいました!

 

本日より、前立腺がんの罹患を機に、「前立腺がん治療日記」をスタートします。
同じ病気を罹患された人たちのために、何かの参考になればと、「マラソン練習日記」と同様、備忘録を兼ねて、完治を目指し定期的に情報を発信したいと思っています。

8月4日 広島大学病院にて、一泊二日で通算3回目の前立腺針生検をいたしました
過去2回の針生検では異常なしでしたが、直近のPSA値13.2ng/mlと上昇し、5回目となるMRI画像も病変部が1年前より拡大し、前立腺の皮膜と広範囲に接しており、被膜外浸潤の可能性もあるため、3回目の針生検を受けることになりました。

盆明けの8月21日に、針生検の結果が判明。
ピンポイントによる病変部を含め、前回の針生検とは違う10カ所から組織片を採取したとのことでした。10カ所のうち、9カ所の組織片からはガンは見つかりませんでしたが、病変部から採取した1カ所にガン細胞が見つかりました。

ついに、私も77歳にして、前立腺がんになってしまいました!!!
前立腺がんは、加齢による要因も大なので、なるべくしてなったのかもしれません。
67歳の時、初めてのPSA検査では3.2でした。
その後70歳の時、PSA値4.28となった為、以降 半年毎のPSA検査を実施してから7年~経過観察中での早期発見だった事が救いです。

リスク分類(悪性度)は、低・中・高リスクのうち中リスクでした。
中リスクの内容は【PSA値:10~20、グリソンスコア(GS):7、T分類:T2bまたはT2c】
私は、T2c(前立腺内にとどまっているが、左右両側に及ぶガン)で、GSは4+3でした。

 

前立腺がんと確定しましたので、8月27日 広島大学病院にて、骨シンチグラフィー(通称 骨シンチ)と、CTスキャン(コンピューター断層撮影)の検査を受けました。
前立腺がんは、骨やリンパ節に転移しやすので、これら検査を受けて、その結果により治療方針が決められます。

骨シンチは、骨にがんが転移しているかどうかを、放射性物質(アイソトープ)が、がんの転移のある骨に集まる性質を利用し、全身の骨を撮影して転移箇所を判別します。検査を始める2時間前に腕に注射をしておきます。検査は20分位で終了しました。
CTスキャンも、検査時 腕から造影剤を注入し、首から下 全身のスキャンが行われ、30分位で終了。

翌28日、担当医F先生より説明がありましたが、針生検結果より緊張しました。二つの検査結果は、骨やリンパ節・臓器への転移はありませんでした!

 

引き続き、治療方針を決めるための説明がありました。
選択肢としては、手術・放射線治療・ホルモン治療の3つがあります。

手術は年齢的にギリギリのところですが、前立腺がんの全摘手術は、ロボット支援によるダヴィンチで行われます。出血は200cc以下で輸血することはないそうです。

副作用として、尿漏れ・性機能障害(ED)はさけられません。術後しばらくは、尿がダダ洩れになるので、尿パッドやおむつが必要ですが、多くの人が3ヵ月~6ヵ月位で回復するそうです。

 

年齢的観点から、放射線治療を選択しました。
ホルモン治療と併用します。週5日の通院で、計40回(8週)の放射線を当てます。

こちらも、副作用があります。頻尿、直腸出血、性機能障害があり、直腸出血は、数年後に出る場合(晩期直腸障害)があるそうです。大腸がんと区別がつかないので、内視鏡検査する場合もあります。全く同じケースで大腸がんを手術した知人もいます。

広島大学病院の放射線治療は、強度変調放射線治療(IMRT)というもので、専用のコンピュータを使い、照射の形状を変化させたビームを複数用いて、腫瘍の形に適した放射線治療を行う照射方法です。

前立腺に線量を集中させながら、直腸や膀胱など周囲の正常組織への線量低減が可能となります。治療効果を維持しつつ、長期的な副作用を低減することが可能と考えられています。副作用はそれぞれありますが、人生85歳くらいまでは、元気でいたいものです。

 

放射線治療による根治治療を目指すため、ホルモン治療を併用し病変部を縮小した上で、照射を行うことになりましたので、放射線治療開始は半年先となりました。
早速 ゾラデックス3.6mgデポ(1ヵ月持続型)をへそ右下あたりの皮下に注射されました。

体内に入ると1ヵ月かけて、徐々に放出し、脳下垂体に働きかけて、こう丸からの男性ホルモン分泌を止めます。副作用(顔のほてり、汗がでる 肝臓機能障害GOT,GPT上昇)が少ないようであれば、3ヵ月持続型のゾラデックスLA10.8mgデポに1ヵ月後切り替えるとのこと。

ネットで調べて分かったことですが、4週目位になるとこう丸を全摘したと同等の効果がある事にびっくり! 要するに去勢されたと同じ状況になる訳であります。半年間継続するのでこう丸が少し小さくなるそうです。何となく聞き流していましたが、治療中は 男性機能は完全に消失します。
治療後、復活もヤバそうです。

こんなにも早く望むことではなかったけれど、注射当日から薬の効果がでました。
ナニを見ても、ナニをしても全く反応なし (-_-;) 性に目覚めてから以降、生まれてはじめての経験です。EDで悩む方の気持ちが分かりました。男性にとってはかなり深刻な話です。

実は、針生検後の精液には、血が混じり濃い茶褐色になりますが、数回放出しても元に戻るのに2か月はかかります。なので、恥ずかしながら、強制的に放出するべく、マイハンドで行為に及ぶのですが、ウンともスンとも全く反応なし。

このままでは、精液が茶褐色のまま体内(前立腺の精嚢)に留まったままになっています。
自然吸収はしてくれるのでしょうが、放出しないので1年以上はかかるかも。ホルモン治療中はどうすることもできません。命との天秤ですから、あきらめるほかありません。
男はいくつになってもアレだけはなぁ・・・情けない話であります。

 

前立腺がんは、初期は自覚症状がなく、進行が遅いがんではありますが、骨やリンパ節に転移し易く、気がついたときは手遅れということもありますので、50歳過ぎるとPSA検査はしておいたほうがよろしいです。早期発見であれば、100%治癒するガンでもあります。

高齢化、食事の欧米化、PSA検査普及により、前立腺がんは、1位胃がん・2位大腸がん・3位肺がんを抜いて、男性がんの罹患率のトップ(2017年)になっています。

かなりの長文になりました。ここまで読んで頂きありがとうございます。

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