広島県警 夜間の交通事故防止「ハイビームの活用強化」に思う

9月18日、広島県警は夜間や夕方の交通事故死亡事故を減らそうと、県内の道路29路線(延べ約240キロ)を「上向きライト(ハイビーム)活用強化路線」に指定し啓発運動を開始しました。
夜間や夕暮れの歩行者が車両にはねられた事故案件において、ハイビームにしていれば被害を軽減できたとみられるためであります。

 

車両で夜間走行する場合、ハイビームが原則になっています。
但し、対向車や先行車がいる場合は、ロービームにしなければなりません。
ロービームが原則と思っている人もいるかと思いますが、道交法ではハイビームが原則なのであります。

 

ヘッドライトのハイビームは100メートル先の障害物を確認できるのに対し、ロービームは40メートル先しか照射しませんので、ハイビームにすることで事故軽減に繋がることは言うまでもありません。

 

しかしながら、交通事故発生はそれだけの問題ではなく複合的に要素が絡んで発生します。
最近のドライバーはご婦人や高齢者多く(かく言う私めも高齢者ですが、運転に関しては一緒にされたくありません^^)、質の低いドライバーが多すぎます。
高齢者の多くなったプロのタクシー運転手も然り。
毎日車に乗りますが、交通ルールを知らない、マナーを知らないドライバーがなんと多いことか~

 

ロービームであってもそれに見合った速度で走ればいいし、見通しがよく対向車のいない道路であればハイビームにてそこそこのスピードも問題ないと思っています。

しかし、歩行者が横断歩道を渡っているときはともかく車と対面している場合、歩行者や自転車に対してもハイビームのまま走っている車もよく見かけます。私も歩行者として経験ありますが、ハイビームで照射されると眩しくて前が見えず、気がつかないドライバーに腹立たしく思うことさえあります。

 

自転車だったら眩しさに平衡感覚を失い、倒れる事だってあるかもしれません。最近のドライバーはセンスがありません。ハイビームが原則といわれればバカのひとつ覚えみたいなドライバーが増えて、ロービームへの切り替え忘れも迷惑な話です。

 

最近、ロービームなのにまぶしいヘッドライトが多くなりました。 もちろん、純正仕様のヘッドライト車両は全く問題ありません。(白内障など高齢者が感じる眩しさとは別ものです)最近LEDヘッドライトやHIDが安くなったこともあり、DIYでドレスアップするのでしょうが、光軸がずれたり、配光のなっていない車の多いことにうんざりします。特に軽自動車が多いですね。

 

ヘッドライトの純正品は、ランプ(ハロゲン・HID・LED)に応じて、リフレクター(反射板)やレンズカット・光軸を含めた配光を考えてカットラインがなされ設計されています。
そこに、社外仕様の安価なHIDやLEDを自分で交換すれば、ミスマッチにより対向車に迷惑をかけるのは目に見えています。ヘッドライトより明るい光軸ずれのフォグをつけているアホもいます。

こういう人たちの無知さ加減がこわいです。
対向車に目くらましを与えてしまう整備不良車両こそ、キャンペーンをはって取り締まってほしいものです。

 

※ ロービームのカットオフライン(カットライン)
水平ではなく左上がりにカットされています。歩行者のいる左側を照らし、右側は対向車に対して眩しくないように上部をカットしています。
提供元:DIY Labo

※ カットラインがはっきししないロービーム こういうヘッドライトに対向車は眩しく感じます
提供元:DIY Labo

※ 愛車プリウスの純正仕様LEDロービームのカットライン(約3メートル後方)

※ 拡大した左右ヘッドライトのカットライン
上部を遮光 且つやや左側を照らしていることが分かります。
このようなカットラインは対向車に対して眩しくありません。

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