西日本豪雨、災害時にも必要なレスキューハンマー

 

平成未曾有の西日本豪雨の土砂災害で、懸命な捜索活動が行われていますが、土砂災害だけでなく河川の堤防決壊による浸水被害も多く発生しています。
人命救済が最優先であり、自衛隊、消防・警察関係者、ボランティアの皆さんには頭が下がる思いですが、流されたり、押しつぶされたり使い物にならなくなった車両の数も半端ではありません。

 

たまたま見ていたテレビで、河川の決壊でクルマが冠水~閉じ込められた老人が助け出されるまでの映像が流れていました。

70歳位?の老人が運転していた軽トラックが増水とともに浸水~見る見る間にドアの半分くらいまで水がせまり、周りの人から「早く逃げろ!窓を開けろ!」といっているのに老人はハンドルを握ったままいっこうに行動を起こす気配なく固まった状態。

徐々に増水する状況に、周りにいたひとりの中年男性が、窓を割ってドアを開けようとしたが、ドアはびくとも開かず。 結局、その男性が窓から老人を引きずりだして助け出した。

水害などでドア下部の1/3の水位があると、水圧でドアを中から開けることはできません。
水没してドア内外の水圧が同一になると開く可能性はありますがそれまで息が持ちません。

 

今の車は、冠水や浸水により電装関係が壊れると、パワーウィンドウ・オートロックの操作は出来なくなります。 ドアロックは手動で解除できてもウィンドウを開けることはできません。
この度のような災害で、冠水状態になったりすれば、脱出するには窓を割るしかなく、あらかじめ金槌のような金具の用意でもしなければ命を落としかねません。

クルマの車両事故による閉じ込め、ドア変形、車両火災、水没などもそうですが、この度のような自然災害・水害時にも、緊急脱出ツールは必須であります。

 

車に、レスキューハンマー&シートベルトカッターの装備をお勧めします。



2000円~3000円位で入手できますが、安い粗悪品も出回っていますので要注意です。
100円ショップなどは論外です。

 

私は、平成3年ごろからクルマに装備しています。
特選街」(マキノ出版)に紹介されていたもので、パトカーには装備されているという謳い文句でした。 当時「レスキューマン」の市販は限られており、特選街を通して入手~3,000円か4,000円位だったと記憶しています。

 

※ RESCUEMAN:レスキューマン(丸愛産業) 27年前購入ですが新品同様です。

※ カッター(ハサミ)を取り出したところ

 

現在は、レスキューマンⅢ」としてハンマーとカッターが一体になっており、トヨタはじめ自動車メーカーの純正品として採用されています。

 

後に(7年前)、ハンマーとカッターの一体型のドイツ製品を買い足し。
「レスキューマン」は助手席側のグローブボックスドイツ製品はセンターコンソールの運転席側の足元に取り付けています。

ちなみに後者は、ドイツ製品安全法で定められる部品のTUVマーク認証と共に、製品にもGSマーク認証を受けている商品です。GSマークはドイツ語のGeprüfte Sicherheitの略で、安全性確認済みという意味です。

 

※ TUV&GSマーク認証のドイツ製品(Life Hummer:ライフハンマー) カーショップで購入

 

テストする訳にいかないので、いざという時に割れないと命にかかわります。
事実、粗悪品で3回以内に割れない中国製品もあるそうです。
フロントガラスは合わせガラスなので使用できません。
サイドガラスに対して直角に当て使用します。

 

オートバックス紹介動画(こちらのレスキューハンマーは店推奨の商品です)

 

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