「東京家族」、再び~

昨日、地デジ放送(テレ朝系)で、「東京家族」(山田洋二監督)をやっていました。
昨年1月19日に全国ロードショーで公開された時にシネコンで一度見ているので、見るともなく見ていましたが、いつの間にか引き込まれ、結局最後まで見てしまいました(笑)
後半の同じシーンでうかつにも涙してしまいました。 良い映画は何度見ても感動します。

物語は、橋爪功さんと吉行和子さん演ずる老夫婦が20年ぶり田舎から上京~
子供たちと再会するのですが、楽しく滞在してほしいという子供の願いはあるものの、
忙しさを理由に  形通りの何か欠けたもてなしに両親の居場所がなくなる~
生活リズムの違う家族が、再会することで生まれる絆や、家族の有り様をさまざまな切り口で描いています。

父親が一番期待していなかった次男・・・しかし、次男のアパートに泊まり、恋人を紹介されたり、次男の人に対するやさしさを知る母親・・・三者三様の絆が、最後にはひとつになるシーンに思わずぐっときてしまいます。 海の見える尾道ののんびりした田舎風景や昔ながらの近所つきあい、橋爪功さんのひょうひょうとした役どころに癒されるものがあります。

三回は観ている物語のベースになったオリジナルの東京物語」(1953年小津安二郎監督)ですが、昨年 英国映画協会が発刊する 「Sight & Sound」誌で 全世界の映画監督358人が投票して選ぶベスト映画一位に選ばれました。 半世紀以上前の日本の映画が選ばれるとはすごいことです。

 

tokyokazokuTokyo_monogatari

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です