日別アーカイブ: 2020年7月26日

Canon複合機TS8030が、突然エラー「C000」を表示

 

2016年 (平成28年) 12月に購入したCanonインクジェットプリンター複合機TS8030が、突然 サポート番号「C000」なるエラーが表示され、印刷できなくなりました。

今回、ノズルチェックパターン印刷を行おうとしたときに発生しました。エラー内容は

プリンタートラブルが発生しました 以下の対処をしてください。
1. 本製品の中に異物がないか 固定部材が残っていないか確認する
2. インクが正しくセットされているかインクタンクは「カチッ」という音がするまでしっかり押して下さい

というものです。

プリンターのスキャナーユニット / カバーを上げて、ヘッドホルダー付近を見ると、なんとギアが外れていました。ギアを除去後、電源を入れ直し動作を確認しましたが、正常に動作する筈もありません。

ネットで調べたところ、ギアの固定部に潤滑剤が付着し、外れやすくなるという問題があり、メーカー責任で「搬送ローラーギア外れ」として、無償修理対応の案内がされていました(2017年10月18日公表)

 

 

早速、購入先のエディオンに修理持込みましたが、3日後に戻ってきました。
ギアとローラー交換のほかに、バージユニット交換もされ、さらにファームウェアのバージョンアップもされていました。今回の症状に対しては、改良型?のローラーとギア交換だけOKだと思いますが、バージユニットの交換は驚きでした。

バージユニットは、プリントヘッドのクリーニングと給紙・排紙動作の切り替えをする部品です。このユニット交換は、底蓋をあけてする作業で、約2時間はかかる修理です。
故障すると、異音がでたり、給紙できなくなったりします。ギア外れで複合的な別故障もあったのかもしれません。

地元の大手家電量販店「エディオン」は、年会費1,078円(税込)で、長期修理保証(5年・10年)をウリにしているので、対象製品の正常使用による故障はすべて無料修理となります。購入3年半後の故障ですが、もちろん修理代は無料でした。

 

 

プリンター複合機は、エプソンとキャノンの各1台を用途に応じて使い分けています。
写真印刷は色彩の良いエプソンを使い、文書印刷・スキャナーは解像度の良いキャノンを使います。靴と一緒で、複数(2台)の方が負荷も半分になりますので長く使えます。

さすがに毎日使うことはありませんが、メーカーも防止策をしているものの、インクが固まってヘッドの目詰まりを防ぐために、1ヵ月位使わない時はノズルチェックパターン印刷をしています。
その際、印刷かすれがあればヘッドクリーニングを行います。

ヘッドの構造的な違いなのか、キャノンは、ヘッドクリーニングはすることは滅多にありませんが、エプソンはしばらく使わないとクリーニングすることが多々あります。インクは少々高くても純正品を使用しています。

 

キャノンやエプソンのプリンター複合機は、共に性能もよく壊れにくくなりましたが、純正インクがやたらと高いですよね。6色タイプをフル交換すると約6千円かかります。1色カートリッジを変えても約千円。1年にインクだけで20,000円~25,000円位(2台分)は使いますので、1~2年で本体が買えてしまいます。メーカーの戦略です。製品を安くしておいて、消耗品を高くしてインクで稼ぐ・・・ビジネス商法ですな。メーカー保証は受けられませんが、安価な非純正インクを使う手もあります。