日別アーカイブ: 2014年12月28日

架空請求詐欺メール「最終通告」

年末押し詰まったところで、「最終通告」なる念押しの架空請求詐欺メールがきました。
結論から言えば。すべて無視の上削除するのが正しい対応です。 不安をあおる文面はもちろんのこと、あたかも相談者が殺到しているがごとく表記してあるので要注意です。

男性であれば少なからずアダルトサイトには興味があるところですが、インターネットが普及したころWebアクセス裏ランキングでは上位10位まではすべてアダルトサイトだったという・・・アクセス対象の現実を如実にあらわしていると言えます。 表沙汰していないだけで現在でもそれほど違いはないと思います^^

光になって動画がストレスなく閲覧できるようになり、アダルトサイトへのアクセスもいっそう拍車がかかりました。 誰に知られることなく未成年も含めクリックする人が多くなったのです。 特に、真面目な人ほど願望も強く家族に内緒で見たりするケースは少なくありません。 いきなりこんなメールが来たら思い当たる節があるだけに、ひっかかってしまうのでしょうね。 かと言って家族に恥さらしな相談も出来ないしw ・・・文面も送信者への心理をたくみについています。

毎日200通以上私のところへ来るメールの30%~40%はスパムがまぎれています。 もちろん迷惑メールフィルターをかけているので振り分けはされますがパーフェクトではありません。
中でも架空請求詐欺メールやフィッシング詐欺メールは定期的にくるのですが、スパム送信元のメルアドは都度変わっています。 正規の業者ではあり得ないので、メールプロパティでチェックするだけでも詐欺業者と判ります。

知人以外誰にも連絡していないのに何故迷惑メールがくるのか? 主たる原因として多いのはアルファベットの並べ替えなどでランダムにメルアドを作成したものの自動送信です。(手作業で出来る話ではないので業者はインフラに数百万円もかけています) 以下の方法でメルアドの所有者が存在している事が確認できたものだけを管理しておけば、迷惑メールを何度でも送ることができるのです。

Windowsの標準メールはVistaはWindows Mail、7以降はWindow Live Mailになっていますが、HTML形式のメールがくるとメールタイトルの上に「!このメッセージの一部の画像は見れません・・差出人セーフリストに追加・・画像表示」と表記している部分があります。  文面内の画像部分も「×」になっています。

画像表示をクリックすると「×」で非表示だった画像が表示されます。 2アクションになっているのは安全性を確認するためです。 画像表示することで開封したことが自動的に送信元に伝わるしくみになっています。 かってXP搭載のOutlook Expressの開封確認メッセージと同等なものです。 なので怪しげな送信元のHTMLメールの画像は「×」のまま開かず削除するのがベストです。  文面内のURLのクリックもメルアドの存在を確定するものなので気をつけましょう。

 

kakuseikyu01
赤線のような表記をして不安をあおります。