「男たちの大和」〜ロケセット見学全体に公開
2005年10月26日13:18
今年12月17日にロードショウ公開される「男たちの大和」のロケセットを一般公開している尾道まで行ってきました。
すでに入場者は25万人突破との事、場所は尾道市対岸の日立造船向島西工場跡の敷地内に作られています。入場料500円、会場内の移動はシャトルバスです。

6/1の日記で紹介した「大和ミュージアム」に展示してあるものは 実物の10分1で作られていますがこちらは実物大なので迫力はありました。戦艦大和の全長263mのうち船首から190m部分を実物大で再現しています。セットの制作費6億円というから日本映画もお金をかけるようになったものです。
会場内には使用された小道具の展示や映画のメイキングも上映されたり乗組員の遺品・遺書も数通公開されていました。戦地に向かう当時の若い人達の遺書は残された親を気遣い兄弟姉妹を想う凛とした内容に涙なくしては読めません。

原作者の辺見じゅん氏が6年の歳月と取材行脚から大和の生存者や遺族の重い口から語られた内容を元に兵士目線でみた乗組員の壮絶な記録文学を人間ドラマとして映画化。
今年は戦後60周年記念作品が目白押しですが戦争を風化させない為にも例えドラマや映画であってもいいことではないかと思います。
時代が違うとは言え当時の10代20代の若者像を平和の真っ只中にいる同世代の人はどう感じるのでしょうか〜。この映画を観てきっと得るものはあるかもしれません。 またまた重い日記になったちゃったかナ〜 (-_-;)

コメント

★ダンス2005年10月26日 14:23
ロケセット公開なんていいですね。まだずっとやってるんでしょうか?撮影の舞台裏をのぞくようでいい感じですね。
ただ映画のテーマは重いですね。
見に行かれたら感想もかいてくださいね。
さくら2005年10月26日 14:39
今の若者のしかっりされているでしょうが
映画公開されて又考えさせられる若者一杯出来ると思います。
若者でなくて私たち年代も・・
戦争知りません・・・
nantako2005年10月26日 16:10
写真を、見ただけでも・・・。
迫力ありそうですね。
映画で、観るともっと、凄いのでしょうね〜。
ミチ 2005年10月26日 16:26
私たちの親世代は、戦争の映画やドラマを見たくないという人が多いですね。思い出すと辛いから・・・・。
「シンドラーのリスト」のように、重く辛いモノでもその中に救いを見出せるような部分があればまだいいんですけど・・・。
捨吉@ポソコン2005年10月26日 16:43
スゴイ! 迫力ありますねえ。 かつて亡国のイージスを読んで、その可能性に震撼しましたが、大和は絵空事でなく、本当の現実ですから。現実におこったことを風化させることはできません。アメリカもそんなことをわかって戦争してますから怖いですね。イラクでの米兵の死者が2000人に達しても、ブッシュは「さらなる犠牲が必要となる」と明言しています。

少し「おかしい」と思うのは私だけでしょうか?
ちゃこりーな2005年10月26日 21:02
私は本当に戦争する意味がわかりません。
人を殺して争って勝って何の意味があるのでしょう?
ほんとにわかりません。

私の捨吉さんに同感です。
ブッシュはおかしいと思います。
ママゴン2005年10月26日 21:39
大和ミュージアムにポスターが貼ってありましたね〜〜。
角川作品ですよね。
かなりの自信作のようですけど、いい出来上がりならいいですね。
亡くなった、多くの兵隊さんのためにも・・・

日本というお国の為に亡くなった兵隊さんたち、また、一般の戦争犠牲者の方達の一人一人の尊い命の上に、私たちの今の平和な暮らしがあるんですね〜。

この間、フィリッピンから、残留日本人が、肉親探しに日本に来てました、中国の残留孤児の問題も、いまだ、かたづいてません。
小泉さんの靖国参拝や、教科書問題、憲法九条の改憲など、色々と騒々しいです。
中韓は、いつまでも、日本を許しません。

戦後は、まだ、続いているのですね。
ヒデタン男爵2005年10月26日 21:50
>ダンスさん
予定としては来年3月末までになっています。ぜひ観に行くつもりなのでまた感想を日記に載せたいと思います。ちなみに大和が完成したのは12/16ですが翌日にあたる日に全国ロードショウにしたのは鎮魂の意味があるのかも〜。

>さくらさん
終戦後生まれた60才以下の人は戦争を知らないわけですからすから国内の8割以上ということになります。だからこそ映画であっても意義があるのではと思います。

>nantakoさん
映画ではリアルに再現されるでしょうね。メイキングでは(当然ですが)舞台裏がすべてモロでしたので出来上がった映画との差をぜひ観てみたいと思っています。

>ミチさん
多分そうでしょうね。でも誰かが戦争の悲惨さを後世に伝えてゆかないと風化されることの方がこわいですね。乗組員の殆どの方が亡くなった中、生還者の方は喜ばしいことなのに心中は複雑のようです。

>捨吉さん
叩くとベニヤ板のような箇所もありましたが、近くで見ると迫力はありました。不沈艦といわれた大和と共に3000名あまりの人が亡くなった事を考えると戦争は絶対あってはならないです。アメリカも戦争知らない連中が戦争を起こしているとも言えますね。

>ちゃこりーなさん
国同士が争うなんてほんとナンセンスです。核も発見されなかったイラク戦争の大儀はなんだったのか〜。プッシュに限らずアメリカ議員の子供は誰も徴兵されていません。所詮人ごとなのでしょう。
ヒデタン男爵2005年10月26日 22:09
>ママゴンさん
出演者の反町隆や中村獅童が何かの会見で、台本を読んで国の為家族を守る為に若くして命を散らしていった事を考えると戦争は絶対あってはならない主旨のことを言っていました。原作もいいので映画から若い人に限らず得るものあるような気がします。
ちちち2005年10月26日 23:52
この映画は是非とも行ってみようと思っております
ロケセットを公開されてるんですね
大和ミュージアムも 以前検索しました
行ってみたいのですが いかんせん 遠いです
日帰りでは ちょっとつらいかなぁ
でも 行きたいなぁ 
 
私も戦争は大反対です 
でも どこかの国が 日本に戦争をしかけてきたら
日本も又戦争することになるんでしょうか
ET2005年10月27日 09:06
男爵さまこんばんわ。呉でつくられた大和はなつかしいです。アメリカでは History Chanelがあり一日中歴史的な出来事のドキュメンタリー番組ばかりしています。旦那がいつも見ていてよく第二次大戦のこと大和のこと太平洋の戦いなど見てるので私は目をそらして見ないようにしてるけど。。。過去の悲劇を又繰り返さないということは不可能なのね。今日はアメリカ兵のイラクでの死者が2000人に達しました。
ヒデタン男爵2005年10月27日 10:52
>ちちちさん
模型などでお目にかかることはあるけれど大和ミュージアムの10分の1の模型でもびっくりだったのにセットとは言え実物大の大和には圧倒されました。
世界には永世中立国宣言しているスイス、オーストリアのような国と軍隊を持たない国は日本の他にコスタリカ共和国、アイスランド共和国があります。 前者は中立と言っても徴兵制度があり戦争には参加しませんが国を自衛するための軍隊がいます。国会で憲法論議が行われていますが自衛隊をその位置づけにするための論議です。軍隊という名のもとに戦争参加だけには発展してほしくないですね。

>ETさんこんばんは。歴史的ドキュメンタリー番組の専門チャンネルがあるなんてCATVがメジャーになっているアメリカならではの話ですね。
日本では終戦を迎えた8月前後にこの手も番組は集中します。核戦争を起こすほど人間はおろかではないと思いますが人類みな兄弟ってわけにゆかないものですかね〜。
渋ちゃん2005年10月28日 14:16
少し前にNHKの歴史番組で戦艦大和を扱ったものを観ました。
確か「その時歴史は動いた」という番組だったと思います。

さすがに不沈艦と言われただけのことは有り、片側に魚雷を受けて穴が
開き浸水しても反対側でバランスが取れる様に工夫がされていました。

ただ戦艦から空母へ時代は移っていたので、戦艦にロマン(?)を
抱いていた日本海軍は時流に乗れず惨敗したという様な内容でした。

世界の平和という観点から、あの戦争では日本が負けても仕方がない
と思いながらも、テレビや映画の映像を観ると日本軍を応援してしまう。
なんと人の心は曖昧なのでしょう!!
文可2005年10月29日 01:26
近々、身内と大和ミュージアムに行こうと考えていたため検索していた折こちらにたどり着きました。足跡返しと丁寧なコメントありがとうございました。

先の大戦では本当に多くのものが失われたと思います。

戦争をする意思は全くなかったのに立地や情勢、様々な要因で戦争に陥ったアフガニスタンやクウェートの例もあります。また、争いを避けたものの侵略を受け結果的には戦争以上のものが奪われたかもしれないチベットも。
戦争の悲惨さを知りあらためて認識することで「戦争にならないためには」ということを一人一人が考えていけば、またそこから新たな道が拓けるかもしれないと思っております。
ヒデタン男爵2005年10月29日 11:42
>渋ちゃんサン
資料によると船体は1147をも無数に区切る防水区画になっており、鋼鉄の厚さが410mm、まさに不沈艦といえるでしょう。番組は見ていないのですがアメリカは日本軍による真珠湾攻撃の教訓から戦略を航空戦力に切り替え空母と搭載機の増産をしたといいますから皮肉ですよね。

大和最後の出撃は生還を期さない水上特攻部隊としてでした。原作は乗組員目線で展開されているようですが映画をみれば私もきっと気持ちの中では応援するかも〜(笑)
一歩引いて観れるのも日本が平和だからと思いますね。

>文可さん
ようこそ〜♪ 今まで多くを語らなかったお祖父さんの一言には重みがあり、つい思うがまま気持ちをレスいたしました。
戦争はよくないです。先人の犠牲を無にしてはいけないと思います。